育毛にはミネラルが効果的
育毛にはミネラルを摂取するのが効果的です。
薄毛に悩む人は、頭皮に薬を使ったり、皮脂を取り除いたりすることに意識が向きがちですが、ミネラルも大切です。
よく、髪の毛にはワカメや昆布を食べなさいといいますが、それも髪の栄養となるミネラルを摂取することが目的です。
ミネラルは、体を作るために必要でありながら自分で作り出すことができない成分です。
つまり、食べ物で補う必要があります。
体の組織を作る、骨格を形成する…など、人間の体作りにかかせない成分ですが、食生活の欧米化で不足しがちです。
ミネラル不足の人が増えている結果として、体調不良だけでなく、慢性的な薄毛の原因となっている場合があります。
ミネラル不足を改善するような食生活に変えたとたん、薄毛が改善してきたという例もあります。
さて、ミネラルと一言でくくっていますが、実際にはたくさんの成分があります。
単一で「ミネラル」という物質なのではなく、「ヨウ素」「亜鉛」「鉄」といった栄養素を総称して呼んでいるのです。
直訳するとミネラルは無機質という意味で、自然界に存在する元素のうち体で作れないもののうち「水素・酸素・窒素・炭素」を除いたもの、とされています。
例えばヨウ素ですが、髪の成長には欠かせないミネラルとされています。
髪によいとされるワカメなどは、ヨウ素ミネラルが豊富です。
ヨウ素は、甲状腺の働きを活発にして髪の毛の成長を促すはたらきがあります。
摂取していると髪の毛にツヤが出るとも言われ、男女ともに積極的にとりいれたいミネラルだといえます。
他にも、薄毛に直結するミネラルとして知られているのが「亜鉛」です。
亜鉛は男性が摂取すると元気になるというイメージがあるかもしれませんが、男性ホルモンに作用するミネラルです。
亜鉛は、新陳代謝を活発にするため髪の生え変わるサイクルも活性化します。
また、髪が薄くなる原因のひとつ、男性ホルモン由来の「AGA」を防ぐ働きもあります。
亜鉛はホルモンを制御することができるミネラルだといえるでしょう。
亜鉛が不足すると抜け毛が増えてしまうため、毎日の食事で摂取し続けることをお勧めします。